非穀類の脱粒性研究：イタリアンライグラスの脱粒性遺伝メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 23K05180
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分39010:遺伝育種科学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 田村 健一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 上級研究員 (10414749)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 脱粒性 / イタリアンライグラス / 遺伝解析 / イネ科牧草

研究開始時の研究の概要

難脱粒性は穀類の栽培化における重要形質であるが、茎葉利用を主とするイネ科牧草は易脱粒性を示す。近年種苗としての種子生産性向上および種子散逸による野草・雑草化防止の観点からイネ科牧草の難脱粒化が求められている。本研究では担当者がこれまでに見出した難脱粒性個体と易脱粒性自殖系統を用い、一般に自家不和号性のイタリアンライグラスにおいて自殖性作物と同様のF2連鎖解析集団等のQTL解析を行うことで脱粒性の遺伝メカニズムを詳細に明らかにする。また候補遺伝子の発現解析等によりその要因を明らかにするとともに、得られたQTL情報の育種選抜への応用の可能性を検討する。