研究課題
基盤研究(C)
水稲の生産現場では大規模化による収穫作業の集中が問題となっており、高収量と高品質を両立できる収穫適期の「幅」を知ることが、高収量・高品質米生産や適切な作付け計画のために非常に重要となってきている。そのためには、作物の発育ステージから適切な農作業のタイミングを診断する技術が必須となる。そこで、申請者らが開発した黄化籾率の多検体測定法により、複数地点で複数品種の黄化籾率と収量・品質関連形質の推移を高頻度かつ客観的に取得し、栽培環境によらない収穫適期の「指標」を開発する。さらに開発した指標により十分量の収穫適期幅のデータを取得し「幅のある収穫適期」を気象条件から予測するモデルを開発する。