研究課題
基盤研究(C)
倍数化によって果実や組織、器官を大型化させる効果を狙う倍数性育種があるハスカップの野生遺伝資源の探索から二倍体と四倍体を見出しているが、大きな果実を着ける二倍体もあれば、果実の小さな四倍体も見つかっている。倍数化は組織・器官を大型化させるのではなかったのか?この問題を考えるために文献を渉猟してたどり着いた一文『イネやオオムギは属内に倍数性が存在するにもかかわらず栽培種は二倍体なので、これらの作物では栽培化にあたって倍数性そのものよりも、ゲノムを構成する遺伝組成の方が重要な意味をもっていたと考えられる』に触発され、ゲノム量増加の効果が最大となる遺伝子型の選抜を根幹にした本申請課題を立案した。