研究課題
基盤研究(C)
「粒化症」とはカンキツ果実特有の生理障害であり、砂じょう(果肉)が肥厚・硬化した症状を示すもので、砂じょうの過熟現象といわれている。本研究課題では、「粒化症」の発生メカニズムを解明するために、カンキツ果実の「粒化症」の発生過程におけるリグニン、カロテノイドなどの二次代謝産物および果実品質に関わる糖、有機酸などの栄養成分の蓄積の変動を解析する。また、培養した砂じょう(果肉)を用いて、「粒化症」の発生を誘導する要因を明らかにする。さらに、マイクロアレイ解析を行うことにより、「粒化症」の発生の原因となる遺伝子を単離し、機能解析を行う。