研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は,僅か7年間で体内に感染している細胞内共生細菌ボルバキアが置き換わっているイラクサギンウワバ個体群を材料として, ①ボルバキアの置き換わりは,日本のどの地域で起こっているのかを明らかにするとともに,置き換わっていない地域がある場合は,②ボルバキアは,どのような仕組みで短期間に置き換わったのかを解明することである。 感染しているボルバキアが,短期間で置き換わっている,という研究事例はこれまではなく,本研究課題を実施することでボルバキアが感染し寄主個体群に拡まる仕組みを実際に示すことができ,異なるボルバキア間の相互作用やせめぎ合い等の新規性の高い研究結果を示すことができる。