研究課題
基盤研究(C)
昆虫のビテロジェニン(Vg)は卵黄タンパク質前駆体であり、脂肪体で合成され、翻訳後修飾を受けた後に卵巣へ取り込まれる。幅広い昆虫種でVgは雌特異的な卵黄タンパク質前駆体として機能すると予想されてきたが、最近セジロウンカにおいて、ウイルスの伝播や植物の免疫応答抑制にも関わることが報告された。本研究ではカイガラムシにおいて、Vgタンパク質の翻訳後修飾、体内での局在、および植物の免疫応答への影響を調査し、Vgタンパク質の機能解明を目指す。