研究課題
基盤研究(C)
街路樹は,都市空間を創出する緑として重要な存在である.人工構造物の多い都市空間は,景観が無機質になりがちであるが,生き物である街路樹はそのような空間に安らぎや潤いを与える効果がある.街路樹の維持管理に対する現状としては,樹木医や街路樹診断士により,単木毎に観察してカルテの作成および更新が行われている.このような作業には多大な労力が必要となることから,維持管理が十分に行き届かない街路樹も必然的に増加することとなる.本研究ではMMSによる測量において街路樹の3次元情報が点群データとして取得されていることを明白利,応用性を学術的に追究することを可能とする.