ウドンコカビは宿主樹木の芽を越冬場所としてどの程度利用しているか？

• 研究課題/領域番号: 23K05302
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分40010:森林科学関連
• 研究機関: 三重大学
• 研究代表者: 白水 貴 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (10571789)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: ウドンコカビ / 越冬戦略 / 芽 / 特異的プライマー / DNAメタバーコーディング

研究開始時の研究の概要

植物絶対寄生菌であるウドンコカビにとって，主な寄生部位である宿主樹木の葉が落葉してしまう冬期間をどのようにやり過ごすかは死活問題である．ウドンコカビの越冬戦略については，これまで主に有性生殖器官である裂子嚢殻による越冬が重要視されてきた．一方，もう一つの越冬ルートとして芽に感染した菌体が知られているが，これが越冬戦略においてどの程度機能しているのかについてはよくわかっていない．本研究では，ウドンコカビの越冬戦略における芽に感染した菌体の重要性を検証する目的で，ウドンコカビ特異的プライマーを用いたDNAメタバーコーディングによる芽からの菌の検出，種同定および感染時期の解明を行う．