研究課題
基盤研究(C)
2000年前後に半島マレーシアで実施された生態系修復のための植栽試験地において、調査区を設定し毎木調査をおこなう。毎木調査の結果から植栽20~30年後の植栽木の生存率と成長量を明らかにする。調査の際、植栽木だけでなく幹の胸高直径(DBH)1cm以上の全ての樹木についても樹種の同定、樹高とDBHの測定をおこない、天然更新でどれくらいの樹木が増えたのか明らかにする。また文献による調査により、植栽木以外に確認される樹種の種子散布様式を確認し、植栽木による触媒効果があったのか明らかにする。これらの結果から過去に実施された試験を再評価し、熱帯地域の荒廃地修復技術の発展に寄与する。