研究課題
基盤研究(C)
地球温暖化による水温上昇や海流の変動によって海洋生物の分布域や回遊経路の変化が報告されている。降河回遊魚のウナギ属魚類も例外でない。本研究では、温帯種のニホンウナギの分布北限域と熱帯種のオオウナギの分布北限域において、これらの個体群の生態的特性と生息環境を調べて、それを分布中心部の個体群の知見と比較することで、分布限界域で生残・成長する地域個体群が晒される環境とそれに対する生態的な適応能力を理解する。