研究課題
基盤研究(C)
海水育成期を経たサクラマスにおいては、成熟期に採卵数や卵径の飛躍的な増大が認められるが、それがどの様な生理・内分泌的基盤により生じているかは明らかになっていない。本研究では、海水育成期の雌サクラマスの卵形成過程と内分泌系による制御基盤を包括的に理解するため、1.卵細胞増殖とそれを制御する内分泌因子を捉える、2.初回成熟の発動に寄与する内分泌因子を理解する、3.淡水再育成期における卵成長過程の進行とそれに寄与する内分泌基盤を理解する、4.上記の成果を基盤とし、海水育成期間の最適化を図り、魚卵や種苗の効率的な生産技術の確立へと繋げる。