研究課題
基盤研究(C)
イソギンチャクの神経毒は多発性硬化症などの自己免疫疾患治療薬のリード化合物や、細胞膜にあるイオンチャネルの機能を解析するための試薬として有効利用されている。その一方で、六放サンゴ亜綱のイソギンチャク目以外のイソギンチャク近縁種(サンゴを含む)の毒については、ほとんど研究されていない。本研究ではイソギンチャク近縁種から、新たな医薬品のリード化合物やイオンチャネルの機能解析試薬に資する神経毒を探索し、有効利用することを目的として、新規構造の神経毒(ペプチド毒・タンパク質毒)の単離およびその性状と作用機構を解明する。