研究課題
基盤研究(C)
養殖魚の産卵様式は多岐にわたり、特に集団ランダム交配による自然産卵の場合は、その養殖用種苗の親を実際的に特定はできない(目視で親個体を特定できるわけではない)。一方で、魚類の品種改良を進めようとする場合、ある形質について育種価(後代の形質に基づく親の評価)が高い個体を親とする方が次の生産に有利であり、そのためには親子鑑定は必須である。本研究では、養殖マダイをモデルに、従来法では個体識別や親子鑑定が不正確・煩雑・困難であった集団に対して、SNVs(Single nucleotide variants: 1塩基変異)情報を元に正確・迅速・簡便な親子鑑定の実現を目指す。