研究課題/領域番号 |
23K05411
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高橋 昂也 九州大学, 農学研究院, 助教 (70757955)
|
研究分担者 |
前田 幸嗣 九州大学, 農学研究院, 教授 (20274524)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 調整・伝達過程 / 農産物価格 / 計量時系列分析 / 時系列分析 |
研究開始時の研究の概要 |
農産物市場において、実需者(買い手)が農業(売り手)よりも強い市場交渉力を持つ場合、農業は実需者から買い叩きを受ける可能性がある。また、卸売市場流通を有する品目においては、卸売市場価格が建値となるため、卸売市場価格の決定メカニズムの解明が重要となる。本研究の目的は、卸売市場流通を有する品目を対象として、農産物価格の調整過程および伝達過程について計量経済分析を行うことを通して、わが国農産物市場における価格支配力について考察を行うことである。
|
研究実績の概要 |
農産物市場において、実需者(買い手)が農業(売り手)よりも強い市場交渉力を持つ場合、農業は実需者から買い叩きを受ける可能性がある。また、卸売市場流通を有する品目においては、卸売市場価格が建値となるため、卸売市場価格の決定メカニズムの解明が重要となる。本研究の目的は、卸売市場流通を有する品目を対象として、農産物価格の調整過程および伝達過程について計量時系列分析を行うことを通して、わが国農産物市場における価格支配力について考察を行うことである。 本年度は主に、先行研究のサーベイおよびデータの収集を行った。 まず、卸売市場の価格形成機能について、制度、経済理論および実証分析の各面からサーベイを行い、これまでの研究成果および本研究が明らかにすべき点について整理を行った。併せて、わが国の卸売市場の不完全競争性についても検討を行った。 また、農産物価格の調整過程および伝達過程に関する計量時系列分析についてサーベイを行い、非線形自己回帰分布ラグ(NARDL)モデル等、種々の分析モデルが持つメリットとデメリットの整理を通して、本研究の目的に最も合致する分析モデルの検討を行った。併せて、農産物の数量・価格データが持つ季節性等、分析過程で直面する課題への対応方法についても検討を行った。 さらに、主な分析対象の1つである青果物について、農林水産省から卸売データの提供を受けた。併せて、具体的な分析対象品目について検討を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度に予定していた先行研究のサーベイが概ね完了したため。
|
今後の研究の推進方策 |
先行研究のサーベイおよびデータの収集が概ね完了したため、今後は収集したデータを用いて計量時系列分析を行う。
|