研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日本の農業関連産業にたいして外国人労働力を供給する主要送り出し国の、労働力派遣システムの現状と課題を明らかにすることを目的とする。本研究で、このことに注目するのは、派遣国の派遣システムの解明が、今後の中長期的な日本向け派遣の動向(派遣国の経済状況の変化による派遣数の増減、労働者の属性の変化、失踪等の社会問題の背景等)に対応する際に必要不可欠であると判断したためである。研究方法としては、派遣国における派遣機関を対象にした調査、派遣労働力にたいする面接調査等を実施することによって、今後の農業関連産業における外国人労働力受入体制を新たに構築するための有益な情報を得ることを目的とする。