研究課題
基盤研究(C)
申請者らは、生涯の卵巣機能のボトルネックとなり得る新生仔期の原始卵胞数が1.2~2.8倍に増加する4種のマウスモデルを見出した。これらのモデルでは、性成熟後も備蓄原始卵胞プールが一定の割合で維持されて生涯累計産仔数が1.2~1.4倍に向上するものと、維持されず生殖能が変わらないものがあり、その理由は不明であった。本課題では、備蓄原始卵胞プールの維持に寄与する主要な分子機構の解明とその制御を目的に、トランスクリプトーム情報からの候補分子と、未開拓なクロマチンのエピジェネティクス制御分子に着目し、4種のモデルで発現解析を行う。さらに卵巣培養系や生体での制御実験を行うことで、表現型を検証する。