研究課題
基盤研究(C)
黒毛和牛生産は、穀物飼料の90%以上を輸入に依存している。しかし、世界情勢の不安定化により穀物飼料価格は高騰し、食肉需要の高まりにより穀物飼料の供給不足が危惧されている。したがって、持続可能な黒毛和牛生産を行うためには、少ない穀物飼料で大きく育てる「飼料効率」を考慮した管理が必須である。そこで、本研究では、ラクトクラインプログラミングに着目し、初乳の構成成分が仔牛の糖代謝に与える影響を明らかにし、黒毛和牛生産現場に応用可能な基礎的知見を得ることを目的とする。