研究課題
基盤研究(C)
申請者は,赤身牛肉の肉質指標として筋線維型に着目しており,遅筋線維が豊富な赤身牛肉生産技術の開発に取り組んでいる。本研究では,モデル動物であるマウスや培養細胞を用いて,内分泌ホルモン“アペリン”による骨格筋成長促進作用および筋線維型調節作用の可能性について明らかにする。本研究成果をもとに,肉用牛の飼養管理においてアペリンを指標として活用することで,遅筋線維が豊富な赤身牛肉生産技術の開発を目指す。また,本研究成果は,牛肉生産だけではなく,豚や鶏といった筋肉内脂肪(いわゆるサシ)が蓄積しにくい食肉生産への応用も期待される。