研究課題
基盤研究(C)
現在のてんかん治療法は、抗てんかん薬を処方することで、てんかん発作を予防することが主流となっているが、発作を起こす可能性のある間は毎日続けて長期間服用する必要がある。そのため薬の副作用の発現には特に注意を要する。研究代表者は、てんかんの発症を予防するプロバイオティクスの検索過程でその有効性を認めたビフィズス菌特定株の作用機構を解明することで、これまで曖昧であった腸のマイクロバイオームと脳の両者間に存在する腸脳軸(腸脳相関)の本体を明らかにすると同時に、てんかん発作に対して安全性の高い治療あるいは予防に向けたプロバイオティクス有効活用による機能性食品開発の手がかりを見出す。