人獣共通寄生原虫ブラストシスチスの動物疫学

• 研究課題/領域番号: 23K05539
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分42020:獣医学関連
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 松本 淳 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (70296169)
• 研究分担者: 増田 絢 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (80812289)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 人獣共通寄生虫 / ブラストシスチス / 消化管内寄生原虫 / 動物疫学

研究開始時の研究の概要

ブラストシスチスは、変温動物からヒトに至る広い宿主域をもつ腸管内寄生原虫である。この原虫は遺伝的に多型で、SSU-rRNA 遺伝子の系統解析により17のサブタイプに分けられる。近年の調査により、ブラストシスチスの宿主域はサブタイプごとに異なる傾向が明らかになってきたが、これまでに調査が実施された地域および動物種は限局的であり、宿主間の伝播に関する理解が十分に深まったとは言えない。そこで本研究課題では、ヒトの生活圏およびその周辺に生息する産業動物（豚・牛）と野生動物（クリハラリス・イノシシ）に着目し、国内のこれら動物種におけるブラストシスチス保有状況とその主要なサブタイプを明らかにする。