研究課題
基盤研究(C)
動物の発生では、前後軸や背腹軸をはじめとする細胞の位置情報にもとづき細胞運命の決定と分化が厳密に制御されているが、これら位置情報とは独立に、ホルモンによる時間軸に沿った器官形成のタイミング制御もまた重要な役割を果たしている。本研究では、ショウジョウバエ気管形成をモデル系として、時期特異的制御因子であるEcdysone Receptor遺伝子およびその主要なメディエーターであるpolished rice遺伝子について突然変異表現型を解析し、また各種強制発現系による影響を評価することにより、エクジソンによる器官形成の制御機構について、その詳細を明らかにする。