研究課題/領域番号 |
23K05615
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
大原 浩貴 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10609225)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 高血圧 / 脳卒中易発症高血圧自然発症ラット / 脳卒中 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中易発症高血圧自然発症ラット(SHRSP)は高血圧関連疾患の病態モデルである。代表者は、本モデルの高血圧・脳卒中の発症や重症化に関わる可能性がある2つの遺伝子を見い出した。これらの遺伝子は免疫細胞の機能調節に関与している。そこで本研究では、免疫システムをターゲットした新たな早期予防・治療法の開発への応用を目指し、本モデルラットの病態解明研究を実施する。
|
研究実績の概要 |
脳卒中易発症高血圧自然発症ラット (SHRSP) は、本態性高血圧とその合併症の遺伝性病態モデルである。代表者は、SHRSPの高血圧性臓器障害の発症や進展への強い関与が推定される2つの遺伝子を見いだした。本研究では、これらの遺伝子がT細胞の機能制御に関わることから、免疫システム異常の観点から解析を実施した。また、これらの遺伝子型が高血圧病態に及ぼす影響を検討するため、SHRSPやその関連系統をベースとしたゲノム編集ラットを作製した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2つの遺伝子型が、(おそらく)加齢に伴うある種のT細胞サブセットの末梢血・脾臓における存在比率の変動をもたらす可能性が見いだされた。その高血圧性疾患の発症や進展に対する病態生理学的意義は不明だが、その検証に資するゲノム編集ラットを計画通りに作製できたので、おおむね順調に進展していると判断した。
|
今後の研究の推進方策 |
当初の計画に沿って、新たに作製したゲノム編集ラットの病態生理学的性質の検討を行う。また、炎症性サイトカインの測定など免疫細胞機能の視点からの解析も進める。
|