研究課題
基盤研究(C)
加齢マウスの卵巣を若いマウスに移植すると産子数が増加すると報告されている。この卵巣置換がドナー個体の欠点を補う点に注目し、過排卵が効かない、受精しない、胚が発生しない、着床から産子発生が困難な場合等に、ホストの身体を利用した繁殖成績の改善が期待できる。本課題では、(1)亜種・異種・加齢マウスの卵巣移植を行い、実験用マウス体内で過排卵を実現させる、(2)異種の体内で人工授精による受精卵作出および産子発生を実現させる、そして最終的には(3)凍結保存した卵巣および精子を用いて産子獲得を行う。