研究課題
基盤研究(C)
脳卒中などの脳損傷後には一定の機能回復が見られることが知られているが、この機能回復は十分ではない場合が多く、我が国の健康寿命の延伸を阻害する大きな要因となっている。また、損傷後一定の期間が経過すると回復自体見られなくなるため、失われた神経機能を諦めざるをえないのが現状である。本研究では修復性ミクログリアの運命を明らかにするとともに、修復遺伝子の発現終了メカニズムを解明する。さらに、修復の終了機構を阻害することによって修復性細胞をより長期に脳組織内に維持させる、すなわち機能回復を諦めない画期的な治療法の確立を目指す。