研究課題
基盤研究(C)
【背景】 溶液核磁気共鳴(溶液NMR)法は、溶液中の分子の構造解析に無くてはならない分析法であるだけでなく、新規薬剤の探索・開発等の創薬研究にも不可欠な手法である。しかし、感度の低さが最大のネックである。【目的・方法】 室温・溶液試料で動的核偏極 (dynamic nuclear polarization; DNP) を可能にするトリプレットDNP技術を、溶液NMR実験に組み入れることで、特に感度の低さが実験の障壁となりやすい創薬NMR実験の感度問題に抜本的なブレイクスルーをもたらす基盤技術を開発する。