研究課題
基盤研究(C)
組織の修復・再生には培養した間葉系幹細胞細胞が利用されているが、培養の過程で細胞の性質が変わるなど様々な問題が生じている。これらを解決するための培養基材の開発が進められているが、間葉系幹細胞の機能を制御するには至っていない。申請者はこれまでにコンドロイチン硫酸によって操作した微小環境が間葉系幹細胞の機能に影響したという結果を得ている。また申請者らは糖鎖長と硫酸基修飾部位を規定されたコンドロイチン硫酸を合成する技術を有しているため、多様な微小環境を構築することができる。本研究では、各種コンドロイチン硫酸を用いて操作した微小環境により間葉系幹細胞の機能を制御し、その制御機構を明らかにする。