研究課題
基盤研究(C)
生物が正常に発生し個体が生存していくためには、絶えず環境の変化に応答して細胞内代謝を再編成し恒常性を維持していく必要がある。そのためには、環境変容に速やかに応答してタンパク質機能を調節し、それぞれの環境条件に対応した代謝経路へと切り替えるとともに、不要なタンパク質やオルガネラなどを除去する必要がある。本課題では、様々な環境変容に対する細胞応答システムである液-液相分離ならびにオートファジーに着目し、① 代謝酵素液滴が制御する環境変化に応答した新規代謝リモデリング経路の同定、② 代謝リモデリングにおけるオートファジーと代謝酵素液滴の相互関連性の解明、という2つの目標の達成を目指す。