研究課題
基盤研究(C)
近年、アクチンフィラメントには協同的な構造多型性があることが明らかとなり、先天性ミオパチーなどの疾病発症への関与が議論されている。この議論に終止符を打つ為には、変異アクチンを用いた解析が必要であるが、これまでに考案されたアクチン調製法では、多くの変異アクチンを上手く調製できない。本研究では、アクチンの結合タンパク質であるトロポモジュリンを用いることで、上記問題を克服する新たな調製法の構築をめざす。そして、この調製法によって得られた疾病関連の優性変異アクチンの機能解析を行い、協同的構造多型性のタンパク質間相互作用への影響について明らかにする。