研究課題
基盤研究(C)
小胞体に局在するSTINGはゴルジ体に運ばれることで自然免疫・炎症シグナルを活性化するが、そのオルガネラ間の輸送機構は不明である。本研究では、独自に見出したオルガネラコンタクト分子ACBD3に着目し、STINGとACBD3の相互作用動態やACBD3陽性小胞体-ゴルジ体コンタクトサイトの空間特性をライブセルイメージングや空間プロテオーム解析によって解明する。この研究により、細胞内輸送の新しい原理の発見や、STING経路の破綻に起因する炎症性疾患の病態理解と制御法の確立につながることが期待される。