研究課題
基盤研究(C)
飲酒によって体内に生じるアセトアルデヒドは、飲酒の際に酒酔い(頭痛や嘔吐など)を引き起こし、長期的には発がん率の上昇の原因にもなっている。しかしながら、アセトアルデヒドが、どのように酒酔いやがんを引き起こしているのか、その詳細なメカニズムは不明である。申請者は、アセトアルデヒドによってDNA損傷の一種、DNA二重鎖切断が引き起こされることを発見した。本研究では、アセトアルデヒドによるDNA二重鎖切断形成の分子メカニズムと細胞内応答を明らかにすることで、飲酒による発がんと酒酔いのメカニズムを理解することを目的とする。