研究課題
基盤研究(C)
ヒトを含む一部の哺乳類は、まとまった睡眠と覚醒を、一日でそれぞれ一度とる単相性睡眠を示す。これに対して、マウスを含む齧歯類は、一日に睡眠と覚醒を何回も繰り返す多相性睡眠を示すため、睡眠エピソードを挟まずに覚醒時にのみ特定の刺激を与えたり、覚醒時の応答を数時間継続して観測することが容易ではない。そこで本研究では、マウスの睡眠を単相性様に変化させるモデル系を開発し、覚醒期特異的に与えられた刺激による覚醒中の個体および分子レベルの応答を調べ、それがその後の睡眠へ与える影響を評価する。