研究課題
基盤研究(C)
近年藻類の遺伝育種技術に関心が高まっている。一方で、「選抜マーカーを含むベクター由来DNA等の外来遺伝子の挿入」、ならびに「導入可能な遺伝子サイズの制限、形質転換回数の制限に起因する高コスト化」が実用化の障壁となっている。そこでバイオ燃料生産に適した微細藻類ナンノクロロプシスにおいて出芽酵母のセントロメア・複製開始点用配列を持つベクターを利用した最終的に外来遺伝子を完全に除去できる遺伝子破壊システムと、高効率ノックインシステムであるPITCh法を融合することによって、外来遺伝子を除去すると同時に、ノックインする遺伝子数とサイズの上限を無くした、高効率の藻類ノックインシステムの構築を試みる。