研究課題
基盤研究(C)
小胞体ストレス応答は、小胞体に不良タンパク質が蓄積した時に誘導される応答である。申請者はこれまでの出芽酵母をモデル系とした解析から、転写因子を介した遺伝子発現制御が小胞体ストレス応答において重要な役割を担っていることを明らかにし、同時に小胞体ストレス応答において機能するが未だ同定されていない転写因子が多数存在すると予想してきた。本研究では、遺伝子変異による小胞体ストレス感受性の変化および小胞体ストレスによるタンパク質の細胞内挙動の変化を指標として、小胞体ストレス応答に関与する転写因子の網羅的抽出をおこなう。加えて、抽出した転写因子による小胞体ストレス応答制御機構を明らかにしていく。