研究課題
基盤研究(C)
焦点接着斑(FA)は細胞と細胞外基質を接着する構造体であり形態維持や細胞移動にとって必須であるがその詳細な構造や形成過程は未だ不明である。本研究では申請者らが開発してきた原子間力顕微鏡を用いて生細胞内を観察する「ナノ内視鏡法」を用いてFAの構造及び形成・分解過程を明らかにする。さらに、FAに異常が見られる劣勢多発性嚢胞腎(ARPKD)症モデル細胞におけるFA構造・形成過程と比較しその異常形成メカニズムを明らかにすることによって未だ治療法のないARPKDの創薬に必要な情報を得ることを目的とする。