研究課題
基盤研究(C)
喘息患者の気道では過剰に粘液が分泌され気道を閉塞し、呼吸困難を引き起こす。我々は細胞外マトリックスである4型コラーゲンが、気道上皮由来の培養細胞と喘息モデルマウスの気道で、インテグリン経路を介し粘液分泌を抑制することを見出した。本申請の目的は①細胞外マトリックス(4型コラーゲン、ラミニン等)による粘液分泌制御②それらが粘液分泌を制御する分子機構、のさらなる解明である。様々な細胞外マトリックスを喘息モデルマウスと培養細胞に添加し、分泌される粘液ムチンを定量する。さらに細胞内におけるムチン分泌に関与する経路の活性を解析し、細胞外マトリックスによる粘液分泌制御の作用機構を明らかにしたい。