研究課題/領域番号 |
23K05770
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
久保山 和哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20619671)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ニューロン移動 / 細胞間相互作用 / 細胞接着分子 / コンディショナル・ノックアウトマウス / 生後脳におけるニューロン新生 / 裏打ちタンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
生後の脳においても神経幹細胞が存在し、生涯にわたってニューロンが産生されている。新たに生まれた未熟なニューロンの一部は鎖状に連なって高速移動するが、それらの詳細な仕組みは判っていない。本研究課題では、鎖状に連なったニューロン間の相互作用に寄与することでその移動に関与していると考えられる細胞接着分子にフォーカスし、未熟なニューロンがどのような仕組みで効率よく鎖状移動しているのかを解明する。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、脳内の神経幹細胞ニッチである脳室下帯(V-SVZ)で新たに生まれた未熟なニューロンが鎖状に連なって行う高速移動(鎖状移動)時におけるニューロン間の相互作用メカニズムの解明である。代表者が着目するSidekick-2(Sdk2)は、その細胞外領域どうしがホモフィリック・トランス結合することで細胞間の接着の調節に寄与する分子であり、空間特異的トランスクリプトーム解析手法PICによって鎖状移動するニューロンが高発現することが見出されている。当該年度では、先ず、Sdk2に対する特異的な抗体の作製およびその検討を行った。Sdk2のファミリー分子であるSdk1と明確に異なる配列領域ペプチドをウサギに免疫した後、その抗血清から特異的抗体をペプチドカラムで精製した。HAタグ融合Sdk2を強制発現させたHEK293T細胞を用いた検討から、作製した抗Sdk2抗体染色シグナルは抗HA染色シグナルと高頻度で重なることが確認された。また、国立精神神経センターらとの共同研究として、Skd2-floxマウスの導入を行った。本マウスと新生ニューロンでCreERT2を発現するマウスを交配することで、新生ニューロン特異的にSdk2をノックアウトする(Sdk2-flox,Dcx-CreERT2)マウスを作製した。さらに、Sdk2 mRNAに対するin situハイブリダイゼーション解析を行うことで、Sdk2が鎖状移動する新生ニューロンで特に高い発現を示すことが確認された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の予定通りに研究実施を行えている。
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今後の研究の推進方策 |
当該年度に用意した特異的抗体を用いたSdk2タンパク質局在解析および、Sdk2コンディショナル・ノックアウトマウスを用いたニューロン移動解析を行う。
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