研究課題
基盤研究(C)
奇形腫から樹立した多能性幹細胞株CDGCの多能性状態は、解糖系の阻害によりプライム型からナイーブ型へ変化する。そこで解糖系の下流でナイーブ型への変化に関与する代謝経路を、阻害剤および代謝酵素遺伝子のノックダウン実験により同定する。さらにナイーブ型への変化の初期段階で発現変動する遺伝子のノックダウンおよび強制発現により、解糖系の下流でナイーブ化の誘導に関与する遺伝子を明らかにする。またそれらがマウスやヒトの様々なプライム型多能性幹細胞のナイーブ化でも普遍的に働くことを明らかにする。