研究課題
基盤研究(C)
平面内細胞極性(Planar cell polarity:PCP)は、上皮の組織平面内で細胞の向きを揃えるのに必要な極性で、組織・器官が固有の機能を発揮する上で重要である。PCP制御機構の破綻は、二分脊椎症や心臓弁膜症といった疾患を引き起こすことも報告されている。申請者は、既知のPCP制御グループとは異なる新たなPCP制御グループを見出したが、その制御機構には不明な点が多い。申請者は新たなPCP制御グループ分子が細胞骨格の形成に関わる可能性を見出した。本研究では、細胞骨格に着目した解析を実施し、新たなPCP制御グループによるPCP制御機構の解明を目指す