研究課題
基盤研究(C)
プラスチドは、葉緑体やアミロプラストなどのデンプン蓄積型プラスチドと、エチオプラストなどのデンプン非蓄積型プラスチドに大別できる。申請者は、シロイヌナズナのエチオプラストにデンプン蓄積を誘導する新規化合物(以下D8)を同定することに成功した。本申請では、シロイヌナズナを実験材料に用いて(1)D8に結合するタンパク質の同定と機能解析、(2)D8に耐性を示す変異体のスクリーニングと原因遺伝子の分子遺伝学的解析、(3)上記で同定したタンパク質や遺伝子の機能解析、を行う。これらの結果を統合することで、D8の作用機作を分子レベルで解明する。