研究課題
基盤研究(C)
花成は、栄養成長から生殖成長への切り換えであり、花成ホルモンをコードするFT 遺伝子の発現によって誘導される。これまでの実験室条件では、FTの発現は夕方に1回のみであり、これを前提として基礎・応用研究が進められてきた。しかし申請者らは、野外条件においてFTは朝夕の2回発現することを明らかにした。また、朝に発現するFTは日中温度の上昇によって促進されることや、これに関わる主要な転写因子を複数単離した。そこで本研究では、申請者が独自に確立した野外条件の再構成系を用いることで、高温特異的な朝FTの制御機構を明らかにする。