研究課題
基盤研究(C)
脊椎動物の繁殖様式は多岐に渡る。我々ヒトを含む哺乳類の大半は母体内で胚を育てる胎生で子孫を残すが、それ以外の分類群では卵を産む卵生がメジャーな繁殖方法となっている。だが一方で、胎生で子孫を残す種は魚類、両生類、爬虫類でも確認されており、多数派ではないにせよ複数の分類群で胎生形質が哺乳類とは独立して獲得されたことが分かっている。本研究ではカダヤシ目グーデア科に属する胎生真骨魚をモデルとして、哺乳類以外で獲得された胎生形質における妊娠維持の分子機構を探求する。