研究課題
基盤研究(C)
昼行性種と夜行性種が混在する昆虫のグループで、警告色を伴うベイツ型擬態およびミュラー型擬態が系統樹上でどのように出現するのかを調べ、本来夜行性であるはずの昆虫の中に、昼行性の種が擬態のために進化したことを明らかにする(昼行性種はが昼行性の有毒の昆虫に類似する)。さらに、そうした擬態の進化の背景として、婚姻贈呈(交尾時にオスからメスへ渡されるゼリー状の外部精包をメスが後尾後に食べて卵の成長などの栄養とする)がどのように関与するかについても明らかにする。