研究課題
基盤研究(C)
本研究では日本産のハバチに寄生するヒメバチの種多様性と寄生生態を明らかにし、その知見を基にハバチ寄生ヒメバチがもつ生物学的な特徴を理解することを目的とし、以下のアプローチにて研究を行う。標本調査:ハバチ寄生蜂の標本と寄主情報を収集し、どのハバチにどの寄生蜂が寄生するのかを明らかにする。飼育調査:特定のハバチ類をとりまく寄生蜂相と、その相互関係を明らかにすることを目的に、野外でハバチの幼虫や繭を採集して飼育を行う。分類学的研究:寄生蜂の正体を明らかにし、既知種も含め、日本のハバチ寄生蜂相を明らかにする。世界各地における知見との比較:上記3つのデータを先行研究と比較する。