研究課題
基盤研究(C)
香りはヒトに様々な知覚、生理・心理効果をもたらすが、その作用には個人差がある。一部の単一香料においては、知覚の個人差が特定の嗅覚受容体(OR)遺伝子多型の違いに起因することが示されているが、複合臭での個人差の遺伝的要因についてはほとんど知見がない。本研究では、複合臭による知覚、生理・心理効果の個人差におけるOR遺伝子多型の寄与を明らかにする。また、OR活性の制御を通じた個人差解消の可能性を追求する。