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ヒトの立位姿勢における体幹の構造的冗長性制御メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K05952
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45060:応用人類学関連
研究機関帝京科学大学

研究代表者

田中 和哉  帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (90726655)

研究分担者 跡見 友章  杏林大学, 保健学部, 教授 (80611285)
清水 美穂  帝京大学, 先端総合研究機構, 准教授 (00500399)
跡見 順子  帝京大学, 先端総合研究機構, 教授 (90125972)
藤木 聡一朗  獨協医科大学, 医学部, 講師 (90770173)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード立位姿勢 / 分節性 / 体幹
研究開始時の研究の概要

体幹は高い構造的冗長性を有することに加え、その質量は身体全体の質量の約50%を占める。さらにヒトの立位姿勢において高位に位置することから、立位姿勢の安定に重要な役割を果たす。従って、立位姿勢の安定性における体幹の構造的冗長性の制御機能について、そのメカニズムを詳細に検討することは重要な科学的課題である。我々は先行研究において、加速度センサを用いた多点計測および時系列解析により、ヒトが立位姿勢において頭部、胸部、腰背部の構造を適応的に調整していることを明らかにした。本研究計画では、立位姿勢を安定させる体幹の構造的冗長性の制御メカニズムについて、神経生理学的な知見を得ることを目指す。

研究実績の概要

体幹は高い構造的冗長性を有することに加え、その質量は身体全体の質量の約50%を占める。さらにヒトの立位姿勢において高位に位置することから、立位姿勢の安定に重要な役割を果たす。近年では、体幹の構造や制御系の破綻は腰痛や身体バランス能力の低下につながるとも考えられている。従って、立位姿勢の安定性における体幹の構造的冗長性の制御機能について、そのメカニズムを詳細に検討することは重要な科学的課題である。
本研究では、立位姿勢を安定させる体幹の構造的冗長性の制御メカニズムについて、神経生理学的な知見を得ることを目指す。研究結果は、立位姿勢制御における頭部・胸腰部・腰背部の加速度のコヒーレントパターンとその制御メカニズムを明らかにすることで、脊椎の変性疾患や神経系の障害などによる体幹分節性の生協機能の低下が、立位姿勢の安定性にどのように影響するかについての基礎的知見を得ることが期待できる。
本年度は、立位姿勢制御時の体幹分節性解析に用いる加速度センサの検証及び、加速度、筋電図、床反力、三次元空間座標の同時計測システムの構築を行い、その評価を行った。先行研究に準じた形で、今回の計測システムで加速度センサから得られた情報について、PLV(Phase Locking Value)解析を行い、信号の同期性の観点から体幹分節性の評価が可能であることを再確認した。また、各デバイスからの計測した信号について、問題なく同期が確認されている。今後は、異なるデバイスから得られた複数の身体信号における同期性の観点から解析を行い、その研究結果を学会・論文にて公表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

体幹解析に用いる加速度センサの検証及び倫理審査に時間を要し、本実験開始が遅れたため。

今後の研究の推進方策

機器の開発は当初予定より遅れたものの、年度内に測定方法を概ね確立することが出来た。次年度は、被験者を増やし成果を論文にまとめ報告する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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