研究課題/領域番号 |
23K05953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45060:応用人類学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 麻紀 愛知医科大学, 医学部, 講師 (60351102)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 冬季うつ病 / 高緯度地域 / 季節 / 遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
光はヒトのサーカディアンリズムに影響を与える最も重要な因子である。光照度が低下する冬季にうつ症状をきたす冬季うつ病があるが、その原因の詳細についてはわかっていない。本研究においては、ヒト唾液(口腔内粘膜)サンプルから季節により変動する遺伝子を探索し、その候補となる遺伝子発現量を測定する。さらに、冬季の照度が極端に低下する高緯度地域における遺伝子発現量を検討する。本研究によって、冬季うつ病のメカニズムの解明の可能性を追求する。これにより、これまであまり注目されてこなかった季節変動と疾病との関連性を明らかにすることが期待される。
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研究実績の概要 |
光はヒトのサーカディアンリズムに影響を与える最も重要な因子である。冬季うつ病の原因としては、光の網膜への入力が減少し、セロトニン神経機能が低下すると考えられているが、その詳細についてはわかっていない。本研究においては、ヒトゲノムから季節により変動する遺伝子を網羅的に探索し、その候補となる遺伝子発現量を測定する。冬季の照度が極端に低下する高緯度地域における遺伝子発現量を検討する。ポーランドの研究協力者と議論を重ね、実験実施スケジュールの確認および予備実験を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理審査の申請が遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
日本およびポーランドにおいて、夏季および冬季において、唾液を採取し、唾液サンプルからRNAを抽出する。RNA-seqにより網羅的に遺伝子スクリーニングを行い、日照時間の長さによって変動する遺伝子を検討する。
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