研究課題
基盤研究(C)
病原体の排除を担う自然免疫の構成因子である補体の活性化因子として発見されたMASP-3の機能障害により、免疫系とは全く関係のない顔貌異常、知的障害、難聴を呈する3MC症候群という疾患が発症する。このことはMASP-3は既知の補体活性化経路とは別に、発生・発達に関係するシグナル経路を制御していることを示しているが、それが何かは分かっていない。本研究では、MASP-3ノックアウトマウスの解析を通して、3MC症候群の発症機序と、MASP-3が関与する新規のシグナル経路を明らかにする。