研究課題
基盤研究(C)
運動や姿勢の制御、目的地への到達には3次元空間内の自身の位置や動きを把握することが重要であり、その機能不全は日常生活に多大な影響を与える。感覚系のなかでも前庭・視覚系は空間知覚において大きな役割を担っており、その構造と機能は脊椎動物の進化の過程で共通性がある。本研究では神経回路研究に有用なゼブラフィッシュ幼魚を対象として、傾斜や並進運動中の神経活動計測や行動解析により、自身の動きを伝達する前庭・視覚情報統合の神経回路基盤を明らかにする。