研究課題
基盤研究(C)
本研究計画では、マウス小脳及び小脳依存的運動学習をモデル系として、1. 神経活動依存的な活性酸素(ROS)の産生、2. 加齢に伴う小脳シナプスの長期増強(LTP)低下の分子機構と抗酸化物質による抑制効果と言う二つのテーマを並行して推進する。これらの実験により、ROSシグナルによる記憶・学習に対する正・負の制御機構について、分子レベル・化学修飾レベルでの解明を進み、活性酸素シグナルによる脳機能制御機構に対する理解が深まるとともに、健康長寿延伸に繋がる基礎的知見が得られることが期待される。