研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病治療薬の開発を目的として、β-セクレターゼ(BACE1)を標的とした多くの研究が行われてきたが、臨床試験に進んだBACE1阻害剤はいずれも十分な治療効果が得られず開発が中止されている。そのため、今後の治療薬開発を進展させるためには、これまでの阻害剤とは異なるアプローチによる阻害剤開発が必要となる。本研究では、申請者が独自に見出した大環状ペプチド性阻害剤の骨格を基に、よりドラッグライクな構造への転換を展開することで、既存のBACE1阻害剤とは全く異なる構造を有する阻害剤の創出を目指す。